皇女、反逆者に刻印する Episode 84 ※ネタバレ

皇女、反逆者に刻印する

今回は、『皇女、反逆者に刻印する』、日本で漫画化されているところからの続きをご紹介します!ちょっと被ってしまいますが!新たな魔晶鉱が発見されて皇帝デズモンド2世や皇族、貴族たちの思惑が入り乱れる中、第7皇女イブが本格的に舞台へ躍り出たシーンが描かれています。あらすじをざっとまとめつつ、感想&考察を交えてみました。


あらすじ

  1. 新たな魔晶鉱の発見とその影響
    デズモンド2世率いる皇室では、新しく見つかった魔晶鉱から約10年間使えるほどの魔晶石が得られると見込まれ、大いに喜びが広がっています。さらに、いまの消費量を前提とした推定なので、もし魔塔や皇室錬金術協会が魔晶石の効率化技術を研究すれば、より長期的に利用できるかもしれないとのこと。討伐戦の負担が減るだけでなく、庶民からの支持も厚くなるだろうという期待感が高まっています。

  2. 魔晶石をめぐる買い占めの噂
    一方で、魔晶石を買い占めて流通価格を操作しようとする輩がいるとの噂が流れており、皇帝から即座の監視強化が命じられました。もし買い占めが成功し価格が高騰すれば、供給サイドや関係する商団にとって大打撃。ブリジッテ皇女(イブの姉)やチャンスリー侯爵らが暗躍しているようで、そこに大きな政治的陰謀がありそうな気配です。

  3. 皇帝デズモンド2世の最高会議とイブの抜擢
    デズモンド2世は、各貴族に対する面会や会議を怒涛のスケジュールでこなしながら、第7皇女イブを政治の最前線へ引き上げます。結果、イブは「ジェルカトス渓谷探査の責任者」に任命され、皇命によって初の派遣活動が実現。名声はもちろん、彼女が求めていた“ある狙い”も得られたようです。

  4. 派遣隊の編成とパネルロ男爵領へ出発
    イブは護衛騎士のミカエルや、本人が指名したアルベン・レッドモン、儀典部のサンチェス伯爵、そして象牙塔の魔法士たちを率い、ワープポータルと馬車を駆使しながら、ガラマウス魔晶鉱とジェルカトス渓谷に近いパネルロ男爵領を目指します。
    しかし、この中にはイブの姉であるブリ皇女のブリジッテ皇女の“刺客”ともいうべき存在が潜んでいる可能性が……。サンチェス伯爵は過去に不正疑惑もある曲者で、アルベンはそんな彼を「やっつける」ことにちょっと燃えている様子でした。

  5. ガラマウス魔晶鉱の現場を仕切る女総管カデルリン
    一方、物語の舞台となる採掘場には、5年もの長きにわたって総管として君臨するカデルリン・ベルクラームがいます。ホムンクルスを酷使して魔晶石を採掘する現場を圧倒的な手腕でまとめ上げており、相当な実力者のようです。彼女の背後にある鞭が意味するところと、男爵への報告事項の内容が今後の鍵になりそうな予感……。


感想 & 考察

  1. イブの立ち位置の変化と“皇女デビュー”の華やかさ
    これまでどちらかというと穏やかで控えめな印象もあったイブですが、皇帝デズモンド2世からの信頼が明確に示され、いよいよ大舞台へ。皇女としての地位だけでなく、政治・外交面でも周囲から認められつつある様子がうかがえます。
    ただ、その存在感が増すほど、対抗勢力であるブリジッテ皇女やチャンスリー侯爵との衝突は激化していきそう。まさに“名声と危険は表裏一体”と言えるでしょう。

  2. 魔晶石価格操作の裏事情
    現代社会でも仮想通貨などで見られるような“価格操作”が、物語の世界で魔晶石をめぐって行われているのが興味深いです。魔晶石が軍事や日常生活、錬金術など多方面で不可欠な資源だからこそ、その利権は巨大。こういう状況下で新しい鉱脈が見つかれば、当然ながら買い占めを行った側は損失を被るため、何らかの妨害をしてくるでしょう。
    物語のキーポイントは、イブが“そうした妨害を受けながらも、どうやって新鉱脈の採掘と価格安定を進めるか”にあるのかもしれません。

  3. アルベンとサンチェス伯爵の火花
    “臭い領地”を嫌がって中央官僚コースに進んだアルベン・レッドモンですが、今回どうしても田舎の探査隊に参加せざるを得ない状況に。
    一方のサンチェス伯爵は、不正疑惑がくすぶる隠れ“刺客”と噂されています。そんな二人が同じ馬車行列に加わるという不穏な組み合わせ……アルベンが見せる“得意げな笑み”が、何やら事件の予兆を感じさせますね。

  4. カデルリン・ベルクラームの存在感
    5年も苛酷な採掘場を束ね続けるだけあって、相当な気迫を放っています。ホムンクルスを酷使するという設定は、世界観的には重々しいテーマ。彼女は単に仕事のできる現場管理者なのか、それとも何らかの陰の勢力と繋がっているのか……。
    今後、イブの探査隊がガラマウス魔晶鉱を実際に見に行けば、カデルリンと正面から対峙することになるはず。どんな駆け引きが展開されるか楽しみです。

  5. 今後の注目ポイント

    • ブリジッテ皇女陣営の妨害工作はどこまで影響するのか
      イブは皇帝の後ろ盾を得たとはいえ、姉の横やりを簡単に回避できるわけではありません。彼女を支えるメンバーたちが、どんな機知でそれを乗り越えるのか見ものです。
    • カデルリンと探査隊の邂逅
      鞭を携えた最強総管が、調査の邪魔をするのか、あるいは協力せざるを得なくなる展開があるのか、どう転んでも波乱含み。
    • 魔晶石の買い占め劇と価格相場
      欲望渦巻く利権争いが熱い。魔晶石を握ることで生まれる権力と富に、どんなドラマが待っているのか注目です。

まとめ

新鉱脈の発見に沸く皇室と、それを快く思わない貴族陣との対立が、ついに本格化してきました。第7皇女イブが華麗に“デビュー”を果たす一方で、既得権益を死守しようと暗躍するブリジッテ皇女陣営。そして頼れる仲間かと思いきや、裏切り者が同じ馬車に乗っているという緊張感……。

物語は、今後さらに波乱万丈になりそうです。イブが探査責任者としてどんなリーダーシップを発揮し、カデルリンら現場の管理者たちとどう折り合いをつけるのか。さらに姉や他の貴族の陰謀をどう切り抜けていくのか、まさに目が離せない展開ですね。

次回は、パネルロ男爵邸での歓迎の様子や、早速始まる探査の詳細が描かれるのでしょうか。続報が待ち遠しいです。私も引き続きこのドラマチックな物語を追いかけ、最新情報をお届けしたいと思います!

それでは、今回はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次の更新をお楽しみに!


(また面白い展開がありましたら随時レポートしますので、お見逃しなく!)
やっと続き見れて感無量・・・・

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